日 時:平成25年8月6日(火)
場 所:香美森林組合本所2階会議室及び現地(香美市香北町岩改・赤塚山)
主 催:香美森林組合
参加者:大改野・黒滝地区森林所有者9名、黒滝地区森の工場推進協議会
高知県中央東林業事務所(県)、南国市農林水産課、香美森林組合
南国市での集約化施業を推進するため、南国黒滝団地の山林所有者の皆様にお集まりいただき、搬出間伐の現場見学と事業の説明会をおこないました。
まずは1回目の搬出間伐が済んだ香北町岩改団地を見学しました。
当組合業務課長兼国見支所長の森本が現地の概要、作業方法等について説明後、これまで間伐を行っていなかった山で、当組合が実際に作業道を開設し、高性能林業機械を使って列状間伐を行ったらどんな仕上がりになるかを所有者のみなさんに見ていただきました。
参加者の皆様からは、「ここに開設されているような作業道は自分の山にもほしい」「列状が思っていたほど目立たない」「1回目の間伐ではまだ不良木が多いので、列以外の木についても悪い木は切ってもらえるか」といったご意見が聞かれました。
【現地視察】1列状間伐(1回目)香北町岩改団地
続いて、当組合が2回目の間伐を行った香北町赤塚山団地現場に移動し、視察を行いました。一度間伐を行ったところであれば作業効率が良くなることや、2回目の間伐で不良木の除去がかなり進むことをご説明し、現地の様子を見ていただきました。また、少し移動して当組合が長年にわたり委託をお受けしている山をお見せし、最終的に森林組合としてどのように山を仕上げていくかを見ていただきました。
参加者の皆様からは「下草がよく生えている」「補助金が無くても搬出間伐の採算性は取れているのか」といったご意見がありました。
【現地視察】4列状間伐(2回目)香北町赤塚山団地
午後は香美森林組合本所2階会議室にて事業説明会を行いました。
黒滝地区森の工場推進協議会の池知会長のご挨拶のあと、当組合長の野島からご挨拶をしました。その後、高知県中央東林業事務所と南国市農林水産課よりご挨拶をいただきました。
説明会では、材価の低迷により採算性が厳しい状況のなか、森林の集約化(団地化)と作業の効率化が森林所有者に還元するために必須である状況をご説明したあと、これまでの当組合の集約化の取り組み実績についてご紹介しました。
引き続いて、森林の集約化のための国の新しい制度である森林経営計画制度についてご紹介し、当地区の集約化もこの森林経営計画制度により、森林所有者のみなさんから5年間の協定書(長期委託契約書)及び同意書をいただいて進めていきたいとのお願いをさせていただき、補助金制度についても説明させていただきました。
【事業説明会】
休憩をはさんで、会場に図面を広げ、森林所有者のみなさんといっしょに事業地の検討を行いました。山をよく知っている推進員さんからは「貴方の山はとてもよいヒノキがある」「貴方の山はもうひとつ別の場所にある」といった情報提供のほか、隣接される方での情報交換などもあり、参加された所有者の方からは「このままでは山を捨てることになる。とてもよい取り組みだと思うので、私の山には事業計画はないだろうか」「協定書の様式は?」といったありがたいご意見もありました。
【事業地検討】1