メッセージ

歴史とモットー「少しでも組合員に返したい」。

組合長:野島 常稔

組合長:野島 常稔
(1940年11月生まれ)

 現在の香美森林組合は2006年(平成18年4月)に、旧土佐山田町の南国国見森林組合と旧香北町の香美森林組合が合併して誕生しました。
 私が若い頃は本当に山に活気がありました。筏に組まれた木材が、物部川を下流に下り、一方で奥山にまで苗木を運び、一本一本スギ、ヒノキを植えていったものです。日本経済の伸張とは逆に、地方は過疎と高齢化が進み、また輸入材に押されて木材価格が大幅に下がりました。山林経営は多重苦にあります。しかし、努力を積み重ねれば明るい未来も見える。そう信じて仕事をしてきました。

 組合経営をおこなううえで、私には2つのモットーがあります。
 第一は、組合員(森林所有者)に信頼される組織となることでした。
間伐や搬出のための道づくりなど、委託業務をきっちりとやりとげ、信頼関係が築けるようつとめてきました。その積み上げが、高知県内でも比較的高い「集約化(森の工場)」に繋がってきたと思います。
 
第二は、そうすることで「少しでも山(組合員)に還元したい」、何より「先人の苦労」を無にしたくありません。職場の会議で、繰り返し職員に言い続けてきたことです。

 森林組合は今、流域林業の担い手として、また山の守り手として、大きな役割を授かっています。特に日本林業が足踏みする中で、その責務が一層大きくなったと感じます。
 地域とともに、組合員とともに、日々努力を惜しみません。
 叱咤激励を、宜しくお願いいたします。

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チームワークで、安全第一に。

専務 三谷幸寛

専務:三谷 幸寛
(1964年10月生まれ)

組合は、2010年度に国が公募した「森林・林業再生プラン実践事業」と「先進林業機械導入事業」について、高知県と香美市から推薦いただき、物部森林組合とともに事業を実施することができました。この再生プラン事業の中で、全職員が参加して論議を深め、5年後の素材生産量を2.5万㎥とするなどの「中期経営計画」を作成しました。経営コンサルタントのサポートも受けました。
 何より大きかったのは、ヨーロッパ林業との交流でした。海外の森林官から直接指導を受け、また現地研修で先進林業に触れる機会を得ました。この中で組合の先輩方が進めてきた“豊かな森づくり、道づくり、人づくり”の方針が、間違っていなかったことを確信できました。
 
 木材価格が下落する厳しい状況の中で「少しでも還元する」ためには、「増産=一層の効率化」が最大の課題となります。
 ここで大事なことは、安全意識です。国の支援を受けて導入したヨーロッパの林業機械は、働く者を守る“安全思想”に貫かれていました。驚きでした。使って、初めて知った実感でした。
 かつてのように危険と隣り合わせの林業では、これから森で働こうという人たちに申し訳ありません。月1回の職場安全会議の充実は勿論、優れた機械の導入に、順次取り組みたいと考えています。

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構成
組合員数 3,509名
役員数 理事13名、監事3名
職員数 10名
2014年8月1日現在