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香長小で間伐体験学習を実施しました
田辺博朗 2020年11月13日
当組合では香美市内の3つの小学校で間伐体験教室を毎年開催するとともに他の小学校でも不定期で開催し、将来の森づくりを担う子供たちに森林整備の大切さを伝える活動をおこなっています。

11月6日には香美市立香長小学校5年生6名による間伐体験学習を実施しました。

午前中は教室にて先進林業機械による間伐の様子など林業全般の映像を視聴したり、間伐の大切さや森林の公益的機能についてのプリントを見ながら学習しました。
教室や生徒の家から当たり前のように見える森林も、実は先代の方々が苦労して植林したおかげだということを分かってもらえたら嬉しいです。

午後は土佐山田町角茂谷の若齢林にて、ノコギリによる間伐体験をおこないました。ここでは当地域のお世話をしていただいている岡林さんにもご協力いただきました。生徒は受け口・追い口を作るため刃を横向きに挽くのに最初は苦戦していましたが、徐々に上手になっていき、ドサッと倒れるとワァーッと歓声が上がりました。人数が少なかったので交代で挽いてても腕が疲れたようでした。1時間半ほどの作業が終わり、上を見上げると木々の間にポッカリと開いた穴から光が差し込んでいて、間伐作業の成果を感じることができました。人工林を整備することにより公益的機能を高め、自分たちの生活をより良くすることに繋がることを理解してもらえたでしょうか。

この日に間伐したスギを1本持ち帰り、当組合の駐車場の看板として使わせてもらいました。ビスで固定しカズラで飾留めして野趣あふれる看板となりました。 画像
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